

フェルゼアDX20ローションは、第2類医薬品に分類されるかゆみを伴う乾燥性皮膚(成人・老人の乾皮症)の治療薬です。 主成分として尿素20%(1g中200mg)を配合し、これに2種類のかゆみ止め成分であるジフェンヒドラミン(1g中10mg)とリドカイン(1g中20mg)を併せ持っています。
参考)一般用医薬品 : フェルゼアDX20ローション
尿素は強力な水分保持力を有する成分で、皮膚の角質層に水分を引き寄せることで、硬くなった角質を軟化・溶解させます。 これにより、古い角質がやわらかくなって剥がれ、うるおいのある本来のなめらかな肌へ戻す作用が期待できます。 また、グリチルリチン酸二カリウム(1g中5mg)が炎症を鎮め、トコフェロール酢酸エステル(1g中5mg)が血行を促進することで、乾燥による肌トラブルを総合的にケアします。
参考)フェルゼアDX20ローション|皮膚薬
添加物として、ジメチルポリシロキサン、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、硬化油、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、水酸化ナトリウム、エデト酸ナトリウム、パラベン、l-メントール、ヒアルロン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ステアリン酸マクロゴールなどが配合されています。
フェルゼアDX20ローションの効能は「かゆみを伴う乾燥性皮膚(成人・老人の乾皮症)」に限定されています。 具体的には、かゆみをくり返す乾燥肌や、白く粉をふいたカサカサかゆみ肌といった症状が対象となります。
本剤は化粧品ではなく医薬品であるため、効能で定められた患部のみに使用し、基礎化粧等の目的で顔面には使用しないよう注意が必要です。 また、小児(15歳未満)には使用できないため、年齢確認を徹底することが重要です。
医療従事者が患者に指導する際は、本品が「かゆい粉ふき肌の治療薬」であり、乾燥やかくことにより症状が悪化する可能性があるため、早めに治療を開始するよう伝えることが望ましいです。
用法・用量は「1日数回、適量を患部に塗擦してください」とされています。 肌の症状が気になる時に、1日数回、適量を患部に塗布します。
参考)https://image.yodobashi.com/etcobject/100000001003088501/M0000006638.pdf
使用手順としては、使いはじめにキャップを手でおさえ、ノズルを持ち上げるように左方向に回しながら上げ、ノズルが上がったら中身が出るまで数回押してから使用します。 15歳未満の小児には使用させないこと、目に入らないように注意し、万一目に入った場合にはすぐに水又はぬるま湯で洗い、症状が重い場合には眼科医の診療を受けるよう指導します。
外用にのみ使用し、定められた用法・用量を守ることが重要です。 容器は180g入りで、ローションタイプのエマルジョン処方となっています。
フェルゼアDX20ローションの使用に際しては、以下の部位には使用しないよう注意が必要です。
| 禁忌部位 | 理由・備考 | 指導ポイント |
|---|---|---|
| 目のまわり、粘膜等 | 刺激性・眼障害のリスク | 万一入った場合は水洗いし、重症時は眼科受診を |
| 引っかき傷等のきずぐち、亀裂(ひび割れ)部位 | 浸透による刺激・吸収増 | 創部には使用不可を徹底 |
| かさぶたの様に皮膚がはがれているところ | 正常皮膚バリア機能の欠如 | 治癒後に使用を検討 |
| 炎症部位(ただれ・赤く腫れているところ) | 炎症悪化のリスク | 炎症沈静化後に使用 |
また、次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談する必要があります。
使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この箱を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
参考)フェルゼアDX20ローション 180g(ライオン)の口コミ・…
フェルゼアDX20ローションの副作用としては、使用後に発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、赤み、びらん、刺激感、ヒリヒリ感、痛みなどの症状があらわれる可能性があります。 これらの症状が認められた場合は、直ちに使用を中止し、医療専門家に相談するよう指導します。
医療従事者が患者に指導する際の重要ポイントは以下の通りです。
本剤は尿素20%という高濃度配合により、角化症を治療するための強力な作用を有しており、これが15歳未満の小児には使用できないという年齢制限の理由となっています。 患者には、この強力な作用を正しく理解し、適正に使用することが重要であることを伝えます。
参考)フェルゼア代替品候補の徹底分析 - 化粧品業界人必読!週刊粧…
参考:フェルゼアDX20ローション|皮膚薬 - ライオン株式会社