

| 項目 | 基準・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 繰り返す動悸 | 症状発生時のリズムと発症・停止の状況を確認する | 毎日ある症状では24~48時間記録が選択肢となる |
| めまい・失神 | 徐脈、休止、房室ブロック、頻脈性不整脈との対応を評価する | 発生頻度と重症度に応じて検査方法を選ぶ |
| 発作性心房細動の疑い | 発作時の心電図を捉え、持続時間や出現状況を確認する | 24時間で未検出でも発作性心房細動は否定できない |
| 期外収縮の評価 | 心房性・心室性の分類、出現数、連発、時間帯を確認する | 総数だけではなく症状や背景疾患も踏まえる |
| 薬物治療の評価 | 不整脈の抑制や心拍数の変化を確認する | 治療前後の記録条件や服薬状況を照合する |
| まれに起きる症状 | 数日から数週間以上の記録方法を検討する | 診断未確定例では植込み型ループレコーダーが必要な場合もある |
検査の基本的な流れは、胸部への電極装着、記録状態の確認、生活上の注意と行動記録の説明、帰宅後の連続記録、機器の回収、解析と医師による判読です。国立循環器病研究センターでは、電極装着と説明に約15分、装着時間は24時間と案内しています。ただし、実際の所要時間、電極の数、記録器の固定方法は施設と機種により異なります。
参考)ホルター心電図(長時間心電図)|生理機能検査室|中央診療部門…
行動記録の書き方は具体例を示すと理解されやすくなります。例えば、「14時10分、階段を上った直後に動悸、約2分で軽快、症状ボタンを押した」と記載してもらえば、解析者は該当時刻の前後を確認できます。「午後に動悸」とだけ記載されている場合より、症状と波形の対応を検討しやすくなります。この例は記載方法の説明用であり、特定の不整脈を示すものではありません。
家電の使用についても過度に制限しない説明が必要です。国立循環器病研究センターの案内では、携帯電話やパソコンは使用可能とされる一方、低周波・高周波治療器、電気カーペット、電気毛布などは記録への影響から使用を制限しています。患者が自宅で使用する機器を確認し、個々の記録器の注意事項に沿って説明してください。