

| 項目 | 基準・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 診断時期 | ISUOGでは妊娠13週6日より前の膜性判定を推奨 | 妊娠初期の評価と画像保存を重視する |
| lambda sign | 隔膜の胎盤付着部に絨毛膜組織の入り込みを認める | 二絨毛膜性を支持する所見 |
| T sign | 薄い胎児間隔膜が胎盤にT字状に付着する | 一絨毛膜二羊膜双胎を支持する所見 |
| 胎盤塊の数 | 膜性判定に用いる複数の所見の一つ | ddツインでも癒合により一塊に見えることがある |
| 判定が困難な場合 | 経腟超音波の追加や専門施設での再評価を検討 | なお不明なら一絨毛膜双胎としての管理を行う |
| 各児の識別 | 母体の左右・上下、胎盤位置、臍帯付着部などを記録 | 経時的な発育評価での取り違えを防ぐ |
nice.org(https://www.nice.org.uk/guidance/ng137/chapter/recommendations)
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NICE NG137:双胎・品胎妊娠の発育監視と専門施設への紹介基準
早産も重要な課題です。NICEは双胎妊娠全体について、約60%が妊娠37週より前に自然に出産すると説明しています。ただし、この数値はddツインだけを対象とした発生率ではありません。記事や患者説明で引用するときは、双胎全体のデータであることを明示し、個々の妊婦の経過を予測する数値と混同しないようにします。
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早産予防の推奨は更新されるため、古い情報の使い回しにも注意が必要です。NICEの2024年改訂では、双胎・品胎妊娠に対して妊娠16~20週に1回の子宮頸管長評価を行い、頸管長25mm以下の場合に腟用プロゲステロンを提案する方針が示されました。一方、すべての双胎妊婦に薬物治療を行う推奨ではなく、頸管長という条件を伴います。また、同ガイドラインでは、安静臥床や頸管縫縮術、経口子宮収縮抑制薬などを自然早産予防として一律に行うことは推奨していません。
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さらに、検査や分娩の見通しだけでなく、早産時の新生児入院、授乳、産後の育児支援、心理的負担についても継続して話し合います。NICEは、双胎診療の経験を持つ産科医、助産師、超音波検査担当者を中心に、必要に応じて周産期メンタルヘルスや栄養、授乳支援の専門職が関わる体制を推奨しています。管理の質は検査の回数だけでなく、妊婦が相談先と支援の見通しを持てるかにも関係します。
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分娩方法も、ddツインという診断名だけでは決まりません。NICEでは、妊娠32週を超え、妊娠経過に合併症がなく、経腟分娩の産科的禁忌がなく、第一児が頭位で、両児間に著しい体格差がない場合、計画経腟分娩と計画帝王切開の双方を選択肢としています。ただし、これは一定の条件を満たした集団に対する説明であり、施設の経験や緊急対応能力を無視して経腟分娩を勧める根拠にはなりません。
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経腟分娩を希望する場合には、途中で帝王切開へ移行する可能性も具体的に説明します。NICEは、32週以降に経腟分娩を計画する合併症のない双胎妊娠でも、3分の1を超える妊婦が帝王切開になるとしています。また、少数ながら、第一児を経腟分娩した後に第二児の緊急帝王切開が必要になることがあります。分娩計画では、このような経過変更も含めて意思決定を支援します。
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